働くという事

幸いにして比較的自由にやらせてもらっている。物言わぬ監視社会の日本を離れて電脳を作る会社の役員をさせてもらっているのもあるが、それにしてもフリーダム過ぎんだろコレはと思うくらい自由である。その分、急角度でダメになっていくというリスクはあるにしても、少なくとも朝の満員電車目がけてダイブする生活からは相当の隔たりがある。

先日酒を飲みながらとある新興の会社の噂を聞いた。業績は抜群に良い。数字だけ見ると驚異的ですらある。ビジネスを学ぶ上でこの上ない題材になり得る商材を扱っている為、ストラテジーも立てやすいので当然アイディアも出やすいという好循環。

ンガシカシ。

蓋を開けてみれば、北朝鮮もびっくりの超監視社会。懲罰委員会が存在し、日々社員を監視している。PCから発信されるありとあらゆる語句が検閲にかけられ、「キミ、昨日就業中にキャバクラ検索したでしょ？」と言われるという。ヒィイイイ！絶対オレなんて瞬殺である。いつもロクでもない検索ばかりしてすいません！（そんな時の為のsoftEtherだと思うが…）

まあ良い。それは気を付ければ避けられるし、BYODというバズワードからも時代の変遷は見てとれる。避けようがないのは、例えば数年後に当時の上司の失敗の責任が部下に降ってくるとか経理上のミスが発覚しそれを横領扱いされる等の典型的なパワハラだ。会社の業績が良いのが裏目にでて完全な権力闘争になっている。現場を知らない経理・人事がトップになっている為、営業などの現場が少しでも目立てば即アウト。下手に仕事をして数字を上げようものなら、なにを言われるか分からないという恐怖政治。

そりゃあ働く気シナイワー。でもブラックじゃないヨ？給料も良いし、残業もない。ただ先人達のいう事に従い、黙々と手足を動かしさえすれば良い。

働くってなんだろうね？