日本の週末
どこに行くわけでもなく、真っすぐ家に帰る。財布的にはそれで良しだ。
10年近くも海外の盛り場で飲み続ければイタリアの赤い車も買えるくらいの額になる。我ながらよく飲んだなーとは思うけれど、特に後悔があるわけでもない。どうせ三途の川は六文で足りるのだ。ならば宵越しの金は持たぬに限る。
明日を心配すれば今日を抑えねばならず、今日を抑えるならば昨日も節制せねばならぬ。明日の明日は明後日で、明日を心配するならば明後日の事も気を揉む必要があるのだろう。
最近はこの話が気に入っている。
周辺の本を読めば長期備蓄保存可能な食料がどういう社会変化を及ぼすか分かるのだが、現代のこの我々の忙しさを表すにはよく出来ている。
いやちょっと待て。オレは忙しかったのか?昔は忙しかった気がする。昔から出社という勤め人の最初の一歩が苦手という呪いにかかっている為、あんまり外には出ない体質だったような。ま、外に出なくても忙しいは忙しい、うん、というわけで一行目は嘘ですテヘペロ。