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まとめて書く用

弾丸ツアー

前に世話になった人がシンガポールにいるので、連休を利用して、大量の酒を買い込み遊びに行ってきた。

深夜の便だったので、現地早朝着。公用語が英語なので特に苦労も違和感もアウェー感も無く、普通に何事もなくメシを食いデータ通信用のSIMを手に入れ、住所を頼りにちわーす!と突入。

朝8時から飲み始める。飲んだことの無いシンガポールのビールをチェイサーに免税店で買ったバレンタイン21年を味わう間も無く2本空ける。3本目はいやいやお土産ですから違うの飲みましょうとさすがに回避。ワインに突入し2~3本、空にしたところで、夜に備えてさすがに寝る。

色々な話を聞いた。人口500万の内200万人が外国人。法人が優遇されて注目されがちだが、個人には重い税制制度。現地の邦人達の社会。教育。時間毎に課金される交通システム。新車購入権と税率。ちなみにジャカルタの話も出た。道路の総面積よりも車の総面積の方が大きいのだとか。あとそういえば蚊がいないっすねとたずねると、モスキートGメンが存在し強力な殺虫剤を散布するのが義務付けられていて、プランターなどを放置して蚊を発生させると罰金という話も聞けた。すげえ国だ本当。きっと蚊を探して30年とかいうベテランオフィサーが日夜目を光らせているのだ。恐らく小さい国だからこそできる事だろう。真似をしようとしてもこれはなかなか難しい。そもそも必要かどうかは置いておいて。

英語が普通に通じるというのは、思いのほか大きい。物価はやや高いが、恐らく台北よりもその分住みやすいと思う。メシも似たようなものだ。アメリカと同様、移民の国なのでアジア各国の人間がいる。まさに人種の坩堝。が、しかしやはり幅を利かせているのは中国語だ。駅の名前も中国語が多い上に、なにかと第一声が中国語の場合が多い。それはもちろんオレ達が中国人と見分けがつかないからだが。屋台街にメシを食いに行って、あまりに客引きがうるさいので中国語でもう少し周囲を見せろと答えた。すると、お?台湾人?一瞬迷った末にYES。ごめんごめん日本人かと思った。いや日本人だけどな。外、雨降ってるからこの席が良いよ、今は降ってねえよ、安くするから必ず戻ってきてくれよ、分かった分かった。

いつの間にか、オレの中国語は台湾訛りがついたようだ。まあ当たり前か。というより、中国語が喋れるとこの国では極めて便利である。上海に行った時にも感じたが、オレ、この国シンガポールでも余裕で生きていける。

今回は3人のパーティプレイ。しかも珍しく現地の水先案内人付き。3人が3人ともMなので、せっかくなので苦労したいという変態揃い。従って、つまらないとは言わないが全てがso easy。欧米に行ったときのような、なにこのアウェー感…という途方に暮れる感じもなく、ほぼ国内のような居心地の良さ。つーかたぶん人の多さ物価煩雑さから考えて東京の方がムズい。

というわけで、急遽鉄道でマレーシアに行くことにした。あ、もちろん世界三大がっかり名所のマーライオンは制覇した。いやほんと期待通りにがっかりだった。

の、前にゲイランだ。二日酔いというかその日酔いで、なにが食いたい?と聞かれれば、オレ達が答えるのは日本風居酒屋である。ふだんから中華漬けの洗礼を浴びているので、母国のメシが恋しくてたまらない。そこで焼酎で迎え酒した後、国営の赤線に突入!イエ~イ!ここはとにかく安い。安すぎて困る。よって見るだけである。いや本当。もう海外で雑なセックスするとヘコむというのを身に沁みて分かっている。それでも空気だけは味わいたいので冷やかし。一番良いのは、即ナイトクラブへ突入し、現地の女性と仲良くなるのが一番楽しい。次の日の観光まで案内してくれるような。…というより経験上まず間違いなく案内してくれる。その後晩飯食って成るか成らないか…がその国に馴染む近道。成らなかったときは、自棄酒でもすればいい。それもまた良し。

金魚鉢の中で手を振るお姉さん達と、けっこうかわいい子がいたにも関わらず涙ながらに別れ、(22時はもう遅い。行列できてた。遊ぶなら18時には行った方がいいね)アジトに戻ってまた飲みなおした。

そして早起きしてジョホールバルへ!日本が初W杯出場を決めた例の歓喜の場所である。woodlands KTM check pointへゴー!待ち時間約1時間!長げえ!でもやっと乗車だ!うぉおお!

5分で着く。

いやマジで。

国境越えるだけ。それでも空気だけは十二分に味わえた。初マレーシアで食べたチキンライスは美味しかったよ。2時間くらいしか滞在しなかったけどね!マレー語も覚えたよ!ke が toだよ!タクシーはtaksiだよ!でもシンガポールが近いだけあって、あんまり変わらないような…。ま、それでもFBと4sqでチェックインできたので大満足。ライフログも充実。いつかはもっと奥まで行ってみたいな~。いや中国からベトナムカンボジア、タイ、マレーシアを抜けてシンガポールかな。

もう最終日夜。晩飯を屋台で食ってアジトに戻り、みんなでまた酒を飲みながら反省会。

「どうだった?楽しかったかい?」「はい、とても楽しかったです。ただ強いて言えば…もう少し電車に乗っていたかったです」ブワハハハ!そりゃそーだ!

齢を重ね日々を繰り返す度に、日常に倦んでくる。そんな中、ほんの少しの冒険にも関わらず、新しいことを経験することで、また視野が広がり、気持ちが切り替わる。あ~!面白かった!さて次はどこに行こう?