ghost borders line

まとめて書く用

A rainbow LED

たまに自分が正気なのか狂気に浸っているのか分からなくなる。なにが正しくてなにが正しくないのか。全ては社会常識という名の共同幻想上の出来事で、相対的な価値でしかない。

特定の行為がある集合から見て許容範囲を著しく逸脱すれば、狂気と呼ばれるのだろう。その母集合が大きくなれば、ある程度平均化されるのだろうが、ではその逆はどうなのだろう。

そして価値観の確固とした基準を持たない個人は、どうやってその集合群に属せばいいのか。共感を持たない集合に属しても、それはその集合を構成する一員と言えるのだろうか。ずっとアウトサイダーとして生きてきたオレを迎え入れてくれる群体は存在するのだろうか。

しょうがない、縁が無い、という言葉で無理矢理自分を納得させようとしても、背中が凍るようなうすら寒さしか感じない。そんな、ただひたすらみじめな自己を確認するだけの不毛な作業が続く。

こういう時に人はリストカットしたくなるのだろう。明滅するLEDを眺めながら、そんなことを思った。