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まとめて書く用

Excuse me

どうしても咄嗟に出るのは不好意思である。相槌もつい好~とか是~が出る。おまけに謝謝と来た。まあオレにとってはアメリカも台湾、どちらも外国なので、外国語を喋っているのに変わりは無いのだが、聞かされた相手のぽかーんとした顔を見るのはどうにも忍びなく。いやーごめんごめん、と心の中では日本語で呟く。

Abercrombie & FitchとRUEHL No.925で買い物。どちらも正統派アメリカンカジュアルで値段も手ごろ、クリアランス品は激安。しかしJockが好きそうな感じでちょっとアレなのだが、その分若く見られるので、若作りにはもってこいである。とはいえオレは黒髪のアジア人なので、少しでも選択を間違えると、秋葉を闊歩するNerdに一直線だなーと、ぼんやり考えながら、店内をうろうろしていると、思わずクション!と、くしゃみが出た。するとアジア系のお姉さんが、

「bless you!」

初めての生ブレスユーを目の前にし、思わず恋に落ちたDZ32歳の秋。あー生きてて良かった。あとは生ファックユーだな。

夕方から結構暇なので、夜な夜なコロナを片手にアメリカのお姉さま方のパンツ一枚 and ポールダンスを眺めている。なんだあれ~すげえ~と感嘆ばかりが出てちっともエロくない。その割になんだかんだとチップが出て行く。しかし君たちは寒くないのかね。いやだからプライベートサービスは要らないって。オレには嫁も子供い…ないけど、君たち高いんだよ!オレは酔っぱらってる方が好きな健康的な酔っぱらいなの!だからオレはボーイじゃないって!多分オレの方が年上だっつーの!え?これだからアジア人は歳が分からなくて困る?うるせえ。オレらに言わせれば白人の方が分からねえっての。だからオレは21歳じゃない!いちいちパスポートの提示を求めるな。酒くらい飲ませろ。

どこへ行っても、なんだかんだ楽しくやってます。

以下、専門的な最近の雑感。

スパコンの予算が仕分けられたり、復活したりと忙しい。主な客がアメリカなうちにも関係がありそうで、実はあんまり無い。で、正直なところ、予算があっても無くても、日本にとってはあんまり変わらないんじゃなかろうかと思う。

まずスパコン市場はアメリカと日本の2強。他の国はアメリカと日本から買っている。しかし10年前ならいざ知らず、今のマーケットシェアは殆どアメリカ製。

次に開発の方向性。アメリカのスパコンは汎用品を使いまわし、とにかく数で勝負の物量作戦。対し日本は匠の技の一品物。地球シミュレータが正にそう。昔からこの構図はあらゆる局面で変わらないね。

そして京速の経緯。まず初めはベクトル型プロセッサとスカラ型プロセッサのハイブリッドだった。ベクトル型プロセッサというのは特定の計算に特化するプロセッサを指し、スカラというのはいわゆる通常のPCに使われるプロセッサを指す。どちらも得手不得手がある。F1マシンと普通車みたいなもんだ。F1マシンで買い物に行く奴はいないし、レースに普通車で出る奴はいない。過去の資産を生かすという思惑もあったが、要はこれらを局面に合わせて、上手に使いましょうというのが趣旨だった。

これが設計段階の話。ところが、これが終わった時点で、やめーたと大手メーカ数社が抜けた。特にベクトル部門の会社がごっそり抜けた。これに困ったお国の研究所は、やっぱりスカラだけにしますと、方向を転換した。

なぜ抜けたのか?もちろん答えは儲からないから。

なぜ儲からない、つまり売れないのだろうか?これに答えるには、少しスパコンの歴史と今の流行を知る必要がある。

Wikipedia辺りにも詳しい記述があるが、昔からスパコンは日本の独壇場だった。日本のスパコンアメリカで売るの禁止!と無茶な関税をかけられたり、地球シミュレータアメリカ議会がひっくり返ったりと、まぁ色々武勇伝は尽きない。そしてそれらはすべてベクトル型プロセッサによるものだった。その1つの到達点が地球シミュレータだ。

ところが、安価なスカラ型プロセッサの性能が向上するにつれて、ベクトル型プロセッサの優位性が揺らいできた。

長くなりそうなので、気が向いたら以下次回。